家を去る日の朝顔の藍深く 小山良枝
作者は夫君の海外転勤に従って日本を後にしたと聞く。だから、「家を去る」ということは、ただの引越しではないわけで、濃い藍色に咲いているこの朝顔は、まさに惜別の象徴というべき花なのである。
「知音 平成29年11月号 紅茶の後で」より
客観写生にそれぞれの個性を
作者は夫君の海外転勤に従って日本を後にしたと聞く。だから、「家を去る」ということは、ただの引越しではないわけで、濃い藍色に咲いているこの朝顔は、まさに惜別の象徴というべき花なのである。
「知音 平成29年11月号 紅茶の後で」より