霧晴るる刹那をしかと等伯図 立花 湖舟
まさに霧が引いてゆこうとする瞬間を把えた等伯の絵である。言語で絵の趣を表現することは大変難しいことであるが、この一句、しっかりと等伯の画趣を把握しているように思う。等伯の作品を前にした作者の真剣な視線が感じられる。
「知音 平成30年12月号 紅茶の後で」より
客観写生にそれぞれの個性を
まさに霧が引いてゆこうとする瞬間を把えた等伯の絵である。言語で絵の趣を表現することは大変難しいことであるが、この一句、しっかりと等伯の画趣を把握しているように思う。等伯の作品を前にした作者の真剣な視線が感じられる。
「知音 平成30年12月号 紅茶の後で」より